以前某テレビ番組で「1か月1万円生活」が放送されていましたが、私たち夫婦が2人暮らしを始めた頃は、まさにそんな生活をしていました。
今だったら「本当にそこまでやる?!」というようなこともしていました。
若かったし、体力も時間もあったからこそできたんだろうなぁ…。
一体どんな生活を送っていたのか。
今も頑張ればできるようなことから、もう真似できないような節約術まで、挙げてみたいと思います。
食費の予算
当時わが家の食費の予算は、2人で1ヶ月15,000円でした。
20年近く前のことですし、九州の田舎なので今よりも物価が安かったとはいえ、15,000円で食費をまかなうのはかなり厳しいものがありました。
かなり自分を追い込みながら節約していましたね(苦笑)
買い物の心得
当時、食料品の買い出しをする時にどんなことに気を付けていたか、どんな風に節約していたかを書いてみます。
買い物は根性!
平日夫が大学に行っている間、私は毎週スーパーを5~6店舗ハシゴしてチラシをもらってきていました。
自転車で片道20分圏内のスーパーが対象。
気合いでハシゴします。
そして1円でも安く買えるように、各スーパーのチラシを入念にチェック。何曜日にどこで何を買うか、念入りに計画を立てていきます。
あとは計画通りに買い物をするのみ。
毎日安い食材を求めて、自転車をこいでいました。
そして、狙ったもの以外は買わないようにします。お菓子に心動かされても…、買いません!
底値(最安値)で買う
当時、底値帳というのを作っていました。
商品の底値(最安値)とスーパー名、日付や曜日をノートに記入し、底値が更新されたら底値帳も更新!
そうすることで、どんな商品が何曜日にどこのスーパーで安いか把握ができます。
そしたらもちろん、なるべく底値で買う。
底値より高い場合は、どうしても必要な時以外は買わずに我慢します。
試食コーナーには積極的に!
スーパーで試食コーナーを見かけたら、やっぱり足が向いてしまいますよね。
特に日曜日は試食があることが多いので、2人でスーパーに出かけて色々試食して小腹を満たして帰ってきていました。
でも商品は買えなかったので…。本当にごめんなさい。
買っていいもの、ダメなもの
当時の私が積極的に買っていた食材や、買っていいもののルールがありました。
激安の袋づめ商品
近くのスーパーでは大量のおから1袋30円で売っていたので、見つけたらラッキー!必ず買っていました。
おからの炒り煮やおからハンバーグは貴重なたんぱく源です。
また近所のパン屋さんで、パン耳が袋いっぱいに入ってめちゃくちゃ安く売られていることがあり、よくのぞいて買っていました。
朝食はパン耳。時々フレンチトーストにして、贅沢気分を味わっていました。
肉を買う時のルール
それから、買える肉にはルールがありました(夫は嫌だっただろうな)。
100g38円以下の鶏むね肉と、100g68円以下の豚こま切れ肉。それ以上高かったら買わない(そして買えない)。
献立の工夫(よく食べていたもの)
「献立の工夫」と言えば聞こえがいいですが、実際は工夫でもなんでもないかもしれません(汗)
当時の食事を思い出してみると、
- もやしと卵が命綱。これは基本。
- にんじんや大根の皮も、捨てずにきんぴらして食べる。
- 大根やにんじんの頭部分を水耕栽培して、葉っぱを育てて食べる。豆苗も育ててました。
ねぎなんかも再生できますが、当時薬味的な野菜は買えなかった…。 - 汁物はたっぷり作る(おかわり可)。名付けて「汁で腹を満たす作戦」!
- 麺類が食べたくなったら、手打ちうどん。1人100gの薄力粉に水と塩を足してひたすらこねる!
当時1kg100円の薄力粉を買っていたので、麺の材料費は2人分で20円とちょっと。
食料ゲット
タダ同然で手に入れられるものがあれば、労力を惜しまず自転車で移動していました。
釣りができるという防波堤の存在を聞きつけ、海に2人で向かいました。
近くでオキアミを買い、釣りをして小あじなどの魚をゲット!(←レジャーも兼ねてます。)
釣り竿とクーラーボックスは、釣り好きの父からのもらいものでした。
同じノリで、何度か潮干狩りに行ったことも。
潮干狩りができる海岸までは自転車で片道1時間ほどかかるのですが、交通費を浮かせるために自転車で向かい、無事アサリをゲット!(←もちろんレジャーも兼ねてます。)
当時を振り返って
新しいことにチャレンジしてみたり、自分で工夫して調理してみたりすることは、もちろん楽しい部分もありました。
予算以内に食費をおさめることができると、「今月はクリア!」みたいな達成感もありました。
でも、買いたいものを買えない、お金がない、というのはやっぱり辛かったかな。
今のように、できる部分は節約、でもお金をかけるところにはかける、というメリハリのある生活の方が断然いいです!
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