電力の需給がひっ迫し、節電への協力が呼びかけられています。
節電グッズを用意したり大掛かりな作業をしたりしなくても、ほんのちょっとの心がけで電気代を節約することができます。
そこで本日は、キッチン家電を使う際にわが家が気を付けているポイントを紹介したいと思います。
無理なくすぐに始められる方法ばかりですので、ご家庭に合ったものを取り入れてみてもらえると嬉しいです。
※当サイト開設時(2004年)に公開していた情報を加筆、修正して公開しています。
冷蔵庫の節電対策
ドアの開閉時間を減らす(難易度★)
冷蔵庫は、ドアの開閉回数や時間が多くなるほど電力を消費します。
開閉回数・時間を減らすためには、冷蔵庫の中身を把握しておくのが一番!入っているものをリストアップして冷蔵庫のドア部分に貼っておくと便利です。
面倒くさがりの私は、入れるものをそれぞれ定位置に置くようにして、探す時間が短くてすむようにしています。常に整理整頓された状態がベストです!
ものを詰め込みすぎない(難易度★)
冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎると、消費電力がアップします。それに物を探すにも時間がかかってしまいますよね。
冷蔵庫内の容量は余裕をもたせ、多くても80%くらいを目安にしましょう!
冷凍室は逆に、食品がぎっしり詰まっている方が節電になります。
保冷ポットや水筒を用意する(難易度★★)
わが家は夏になると大きめの卓上ポット(保温・冷がきく魔法瓶タイプのもの)に麦茶を入れて、冷蔵庫を開ける回数を減らしてます。
氷を多めに入れると、次の日まで麦茶は冷たい状態です。
もちろん、お手持ちの水筒でもOK!
夏は飲み物を出すのに冷蔵庫を開ける回数が増えるので、これで電気代が節約できます。
設置場所にひと工夫(難易度★★)
冷蔵庫の周りの温度を下げると、消費電力は減ります。冷蔵庫は日の当たらない涼しい場所に置きましょう。
また決まった場所にしか冷蔵庫が置けない場合でも、周囲の隙間に気を付けてみて下さい。冷蔵庫の背面・両脇・上に隙間をあけておくのもポイントです!
ビニールシートをつける(難易度★★★)
冷蔵庫の開け閉めが多いご家庭なら、冷蔵庫用カーテンを取り付けるのもオススメです。庫内の冷気が逃げにくくなり、電気代の節約になります。
わが家も子どもが小さい頃使っていました。飲みものやヨーグルトなど冷蔵庫内を物色するので少しでも冷気が逃げない方が節約になるし、食品の鮮度的にも安心です。
炊飯器の節電対策
炊飯の回数を減らす(難易度★)
炊飯器は、炊飯する時に一番電気代を使います。
もし1日2回朝と晩に炊いているなら、1日1回、まとめて1日分炊いた方が節電になります。
わが家では、1日分のごはんを朝1回の炊飯でまとめて炊いています。
炊けたごはんは昼、夜用をそれぞれ真空おひつに入れ、冷蔵庫で保存しています。
長時間の保温は避ける(難易度★)
炊飯器は、長時間保温するとそれだけ電気代がかかっています。
4時間以上保温するなら、レンジで温め直した方が電気代がかかりません。
また、約8時間保温した時の消費電力はなんと炊飯1回と同じなんだそう!長時間保温するよりはその都度炊いた方がまだ節約になるということです。
まとめて炊いて、冷凍保存(難易度★★)
少人数のご家庭なら一度に最大量のご飯を炊き、1食分ずつラップで小分けして冷凍保存しておく方が、その都度炊くよりも電気代の節約になります。
IHクッキングヒーターの節電対策
鍋底の汚れや水がついたままにしない(難易度★)
鍋底が汚れていると、効率的に加熱できず電気代がかかります。鍋底の焦げつきも定期的にお手入れしておきましょう。
また、鍋底が水滴で濡れていると乾かすのに電力を消費してしまいます。ほんのひと手間ですが、鍋底の水分は必ず拭いてから使うようにしましょう。
鍋底の直径が大きすぎないものを選ぶ(難易度★★)
熱伝導率を上げるため、鍋底は加熱面と同じくらいの大きさにするのが良いとされています。大きすぎると熱が効率的に伝わらないので注意が必要です。
ふたや落し蓋を使う(難易度★)
お湯を沸かす時は鍋にふたをする、煮物を作る時は落し蓋を使うと、効率的に熱を伝えることができ、電気代も時間も節約できます。
余熱で調理する(難易度★★)
ゆでたり煮たりする場合、食材を入れて沸騰したら火をとめてしばらくふたをしておきます。余熱でもしっかり火が通ります。
卵やパスタをゆでる時、カレーなどの煮込み料理を作る時に是非やってみて下さいね♪
電子レンジを併用する(難易度★★)
少量の野菜をゆでる時などは、鍋にお湯を沸かしてゆでるよりも電子レンジを利用した方がお得です。
またじゃがいもやかぼちゃなど火の通りにくい野菜は、あらかじめレンジで2~3分加熱して軽く火を通しておくことで、炒め時間を短縮することができます。
炊飯器で同時調理する(難易度★★★)
炊飯器でお米を炊くときに、同時に卵や野菜をゆでることができます。
ゆで卵やふかしいもを作る時は、よく洗ってアルミホイルで包み、お米の上にのせて炊飯器ののふたを閉め、あとは通常通り炊飯するだけでOKです。
また、輪切りにしたにんじん、水、砂糖を小さな耐熱皿に入れて炊飯すれば、グラッセも簡単にできます。
最後に
今日は、キッチン家電の節電対策を紹介しました。
家電製品の使い方を少し見直すだけで、電気代の節約につながります。
ただでさえ暑さが厳しいこの夏。忙しかったり疲れていたりすると「節電と言っても、ほんの数円くらいだからいいや」と面倒に思ってしまうこともあります。
ですが電力ひっ迫のこの夏、一人ひとりの心がけがやっぱり大切!
私もできる範囲での節電に取り組んでいきます。
↓生活家電の節電のコツもまとめています↓
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