私の節約遍歴を振り返る、節約と私シリーズ。
前回は、奨学金を一括返済し、当時大学院生だった夫と入籍したというお話でした。
今日はその続きです。
結婚式もいよいよもうすぐ、という時に、実は妊娠していることが分かりました。
結婚式の3日前のことでした。
思いがけずやってきた、新しい命
子どもはいずれ欲しいとは思っていたけど、まだ夫は学生です。
卒業後、就職して少しして落ち着いてからだろうなと思っていたので、こんなに早い時期に授かるとは予定外のことでした。
パートの仕事が軌道に乗り出した頃…
私は週5日のパートの仕事を始めて、やっと慣れて楽しくなってきたところでした。
ありがたくも正社員登用へのお誘いをいただいたりして、前向きに考えてみようかというところでの妊娠。
ですが仕事内容は、事務作業だけでなく軽作業という名の肉体労働もあり、妊娠中続けていくことは困難でした。
学業にアルバイトに、多忙な夫
夫はというと、その時大学院博士課程の2年生でした。
夫は早く生活を安定させたいという思いが強く、博士課程を2年で修了し、就職しようと頑張っていました。
通常3年かかる博士課程を2年で卒業するのは難しく、かなりの努力が必要です。
研究に論文執筆に学会発表にと学業に勤しみながら、一方で生活費を稼ぐためにアルバイトをかけもちしたりして、多忙な生活を送っていました。
そんな中での妊娠判明。
新しい生命が自分のお腹の中に宿っていることはとてもステキなことだし、本当に言葉では言い表せないくらい嬉しかった。
でも、それと同時に不安もありました。
経済面での不安、これからどうする?
こんな未熟な私たちが親となり、子どもを育てていけるのだろうかという漠然とした不安ももちろんありましたが、一番不安だったのはやっぱり経済的なこと。
私が仕事を辞めた分、収入は減る。
それに家族が増えるとなると、もちろん必要なお金は増えるわけで…。
妊娠が分かったときは嬉しいのと同時に、戸惑いを感じたことも事実です。
でも、幸い私たちにはまだ貯金がずいぶんと残っていました。
社会人になってからのひとり暮らし時代に、400万円ほど貯めたお金。
そして2人暮らしを始めてからも、夫の収入だけでギリギリながらも生活してこれたこと。
だからこれからもなるべく赤字を出さず、貯金を切り崩さずにすむように頑張っていこうと、2人で決意しました。
出産に向け、大きなお金が動くことの連続
赤ちゃんを迎えるために、大きなお金が動く出来事がいくつもありました。
でもこんなことはそう人生で何度もあるわけじゃないと、腹をくくって貯金を使いました。
家族を招待した結婚式
結婚式はつわりの真っ只中でしたが、無事に終わりました。
双方の両親と兄弟姉妹のみを招待した、アットホームな式。
天候にも恵まれ、おなかの赤ちゃんのことも家族に祝福され(心配もかけていたと思いますが)、幸せなひとときを過ごしました。
式の後は、披露宴という名のカラオケ大会になってしまいましたが、滅多に歌わないといわれている両家の母たちの貴重な歌声が聴けたのはいい思い出です。
今振り返ってみても、あの時式を挙げておいてよかったと思います。
広いアパートに引っ越し
結婚式以外にも、出産・育児に向けてたくさんのお金がかかりました。
当時2人で住んでいたアパートは1LDK。子どもを迎えるには狭く、周囲の環境もゴミゴミしていました。
そこで夫の大学から離れた郊外、私の実家からも車で少しの距離のところに引っ越すことになりました。
夫は電車通学でちょっと大変になりますが、郊外の方が圧倒的に家賃が安い。
そして実家の両親も夫も、子育てをするのなら実家の近くに住んでいる方が安心だと言ってくれたのが大きかったです。
初めての妊娠・出産を実家からサポートしてもらえることになり心強い反面、新しいアパートの敷金や引っ越し業者への支払いなど、出費が…(涙)
軽自動車の購入
これまではどこに行くにも自転車を使っていましたが、妊娠中、ましてや赤ちゃんが産まれたらそうもいきません。
車が必要になる!
ということで、めいいっぱい頑張って軽自動車を購入したのでした。
出費が激しすぎてクラクラ…
入籍前に奨学金の一括返済もしていたので、独身時代に貯めていた貯金はかなり目減りしてしまいました(涙)
でも、こういう人生の節目にはお金がかかるんだと自分に言い聞かせながら、またコツコツお金を貯めていこう!と決心したのでした。
続きます。
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