長男が中学生の時は、本人の希望で3年間1度も塾に通いませんでした。
ですが、(特に私が)塾に行かないことによる不安が大きかったのも事実。
2学年下の長女には、本人が希望すれば塾に通ってもらった方が親としては安心だなと思っていたのですが…
長男に続き、なんと長女も「塾なし高校受験」をすることになったのでした。
長女が塾なしを選んだ理由
周囲の友人が塾通いを始めたら、長女は「自分も塾に行きたい」と言い出すだろうと思っていました。
実際、女の子同士で塾の話をしたりしている様子でしたし、塾の体験授業や模試に誘われることもありました。
ですが、なんと長女までもが「塾には行かない」宣言。
理由は主に2つありました。
部活と勉強の両立
長女は吹奏楽部に入部したのですが、文化部とはいえかなりハードな部活です。
朝練、放課後錬は毎日。
土曜や夏休みも1日部活ですし、室内でどこでも練習できるので「雨の日はオフ」ということもありません。
毎日学校と部活でクタクタになって帰宅し、さらにその後塾に行くのはツラすぎる、と長女からの訴え。
それに吹奏楽部は3年生時の引退時期も遅く、秋ごろまで活動があります。
限られた時間の中で部活と受験勉強を両立させるために、長男のように塾なしで家庭学習を続けることを選びました。
持病、体力的な問題
長女には先天性の持病があり、体力面での心配もありました。
入学後は慣れない生活とハードな部活で体調を崩すことがあり、早退や欠席の日数が増えていきました。
「このままのペースでいくと、受験の時の内申にも響いてくる(欠席日数によっては受験できない高校が出てくる)」と担任の先生もかなり心配してくださっていました。
体力温存、体調管理を最優先にする、という意味でも、塾に行くことを見送ったのでした。
中学生活を充実させる
もし長女が塾通いをしていたら、体力的に限界があったと思います。
とにかく自宅でしっかり休養をとる、無理をしない、といったことを本人もかなり気をつけていました。
中1の頃は体調が不安定になりがちでしたが、そのうち体調を整えて学校に行けるようになり、部活にもしっかり参加できるようになり。
本人にとって満足のいく中学生活を送ることができ、結果的に受験勉強へのやる気にもつながっていったように思います。
長女が感じた、塾通いの魅力
中学3年間、長女は塾通いをせずに地元公立のトップ校(偏差値70前後)の高校に合格することができました。
長男の例も見ていますし、体力的な面も考慮して、塾に行く気は全くなかった長女でしたが、最近ぽつりと言っていたことがあります。
「自分で勉強計画を立てなくても塾から常に課題を与えられているから、いいなぁと思っていた」
と。
受験勉強をしていると、
- 勉強したいけど何をしたらいいかわからない
- イマイチ勉強に乗り気ではない
という日も当然あります。
そんな時、自力で勉強しているとなかなか解決法が見つかりません。
ですが塾に通っていれば、何かしらやらなければならない課題がたくさん出ているので、勉強する内容に困らない、と。
塾通いをせずに受験勉強のモチベーションを保ち続けるのは、なかなか難しいことです。
どうやってモティベーションを維持していくかが、塾なし受験のカギとも言えるのではないかと思います。
↓長男、長女が中3の時にやっていた勉強方法についての記事です↓
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