中2後半でも塾に行かず、自宅学習を続けていた長男。
塾なしでこのまま高校受験に突き進んで大丈夫なのか、不安でいっぱいでした。
今振り返ってみると、塾なしで不安だったのは長男ではなく、私だけだったんですよね…
塾なし受験を決意
私としては、塾に行かないことによる
- 英数の先取り学習対策
- 演習量不足
- 受験に関する情報の不足
が特に心配でした。
ですが、
- 中2の時点で本人に塾に行く気がないこと
- そして進学校合格の実績のある人気の塾は定員オーバーで、中2後半や中3になってから入塾することは難しいこと
これらのことからようやく、塾なしで受験する覚悟が決まった私。
私にできるサポートはとことんやろうと、情報収集や教材選び、勉強のスケジュール管理などに力を入れることにしました。
中学3年生になり、4月から早速英語と数学の先取り学習を始めました。
中3の1学期までに、英語と数学の主な単元を学び終える!
そして夏休み以降は、過去問を解いたりして入試の演習に費やせる状態にもっていくのが目標です。
そうして親子2人3脚で頑張った結果、1年間で偏差値が10アップしたのです!
教材
中3でも、通信教育と市販の教材を駆使して受験に臨みました。
通信教育では、ライブ授業形式のエベレスを新たに中3の4月から始めました。
進研ゼミ
進研ゼミは中3終わりまで継続して取り組みました。
難問というより授業の復習や、基礎的な問題の完全理解に役立ちました。
また副教科の定期テスト対策問題なども届くので、中学校の内申点対策にもなります。
また、定期的に進研ゼミの模試が届くのですが、判定がかなり厳しく、危機感を感じた長男は本腰を入れて勉強をするようになりました。
エベレス
中3になって新たに始めたのが、オンラインライブ型授業のエベレスです。
1学期は、英語と数学の中3単元をどんどん先取りして学習していきます。1学期のうちに重要単元の学習がほぼ終了するので、先取り学習にうってつけ!
それらをもとに、2学期以降は受験を意識した実践的な問題に取り組んでいきます。
エベレスの通常授業は週2日。1日1講座を受講します。
教科は国数英の3教科です。
自宅にいながらハイレベルな授業を受けられ、都合がつかない時は振替授業も可能です。
実際部活が忙しく、塾との両立が難しくてエベレスを選んだという子も見受けられました。
週2回の授業ということで、中3にしては少ないのではないかと不安に感じるかもしれません。
ですが実際は、予習→授業→復習の1サイクルで講座が成り立っているので、1講座をこなすためにかなり勉強時間を確保しなければならないカリキュラムになっています。
オンライン授業とはいえリアルタイムでチャットで質問したりできますし、進度が早めでテンポよく進んでいくので、長男も積極的に取り組むことができました。
通常授業以外にも、夏期講習や冬期講習、2学期後半ごろからは理社講習も始まり、長男は都合がつく限りあらゆる講座を受講していました。
冬休みは、エベレスだけで1日3講座…なんて日もあり、結構ハードに勉強していました。
市販の問題集
1問でも多くの問題に触れるため、通信教育だけでなく市販の教材も使っていました。
なかでも、中2の頃に使っていた「最高水準問題集」シリーズには非常にお世話になりました。
中3の時も5教科分買いそろえました。
苦手教科の対策
5教科の中で国語(特に現代文)が苦手だった長男。
できれば1学期のうちに苦手意識を克服してほしかったので、4月から2~3か月かけて取り組みました。
この教材では、現代文を公式に当てはめるように解いていくパターンが書かれていて、理系思考の長男にも分かりやすかったようです。
夏休み以降
エベレスのおかげで、1学期に英、国、数の先取り学習をほぼ終えることができました。
夏休みからは、あらゆる都道府県の入試問題に触れ、少しずつ演習量を増やしていきました。
こちらは、全国47都道府県の高校入試の過去問が掲載されています。
まずは国、数、英の3教科分を購入し、毎日少しずつ解くようにしました。
2学期後半には理科と社会も購入し、習っているところから解いていました。
かなり分厚い本ですが、1周やり遂げるころにはかなりの力がついています。
あらゆる入試問題に触れることで、応用力や思考力がついていきました。
過去問5年分を3周解く
都道府県の公立入試過去問には、11月頃から取り組み始めました。
進研ゼミで過去3年分の過去問が届いたので、それ以前の過去問を購入し、繰り返し解いていました。
過去問は、過去5年分を最低3周は解きました。
何度も間違える問題にはチェックを入れ、さらに解き直しをしていきます。
長男は過去10年分の過去問を持っていましたが、昔の過去問も参考程度に何度か解いていました。
外部の模試を受ける
塾なし受験生にとって、外部の模試を受けることはとても重要です。
長男も、外部の模試をできるだけ受験するようにしていました。
模試では試験と似たような難問に触れることができますし、本番さながらの雰囲気で受験することができます。
試験本番で緊張するなという方が無理だと思いますが、緊張とうまく向き合いながらベストを尽くす。そういう練習ができる、絶好の機会です。
外部模試は、自分の現状を把握する、苦手分野を見つけるための良い材料にもなります。
負けず嫌いの長男は、合格判定の結果を見て勉強のモチベーションを上げていました。
塾なし受験は、周囲のサポートも大切
塾なしで公立トップ校に合格するためにはどうしたらいいか。
色々調べましたが、ネット上に書かれている情報はかなり参考になりました。
エベレスの受講や模試受験を長男にすすめたり、数ある教材の中からいくつかの教材に厳選することができたのは、ネット上の情報のおかげです。
これらを調べ、情報を精査し、実行に移す作業を、中学生本人だけでやるのはなかなか難しいと思います。
「この教材やってみたら?」「エベレスはどう?」などと、長男にとってはおせっかいに感じることもあったかもしれません。
ですが情報収集まで完全に本人任せでは、塾なしで公立トップ校合格を勝ち取るのは難しいと思います。
周囲がサポートし、本人が勉強に集中してもらう環境を整えることが、志望校合格につながるのではないかと思います。
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