うちの長男(高3)と長女(高1)は中学時代、塾に通ったことがありません。
なにも最初から塾なし高校受験をしようと思っていたわけではなく、親としては中学入学の時点から塾に行くことを視野に入れていました。
ですが塾通いを渋る長男。
そこで、中学校の定期テストで学年上位をキープできなかったら塾に行くことにする、と約束を交わしたのでした。
そんな中、長男は中1のすべての定期テストで5教科合計450点以上(学年上位)を取り続けました。
(よほど塾に行きたくなかったのでしょうか…苦笑)
そんな長男は、家でこんな風に勉強していました。
勉強する場所
小学生の間はいわゆる「リビング学習」でした。
中学生になりしばらく自室で勉強している時期もありましたが、いつの間にかまた、リビング学習に戻っていました。
下に2人妹がいるし、リビングよりも自分の部屋の方が集中して勉強できるかと思ったのですが、長男にとってはそうではなかったようです。
「ダイニングテーブルの定位置の方が勉強がはかどる」
「自分の部屋だとついついゴロゴロしてしまう」
とのこと。
リビング学習の場合、勉強を親子で共有できるというメリットがあります。
親としては子どもが今どんな単元を習っているのか、どんな問題でつまずきそうか、などが分かります。
子どもも、分からない問題をすぐに質問できる、勉強の話題で家族と会話ができる、といった感じです。
今になって思うのは、勉強で孤立しないことが塾なし高校受験成功の秘訣だったのかなと思います。
毎日の勉強時間
長男の場合、中1の時点ではあまり勉強していなかったと思います。
普段はピアノの練習の方に熱が入っていて、勉強はどちらかというと二の次…といった感じでした。
学校からの宿題はほぼ出ないので、普段はほぼ勉強時間ゼロ!
たまに小テストの英単語を覚えたり、私から勉強の圧をかけられてちょろちょろっと問題を解いたりしていた程度です(汗)
定期テスト前は平日1日2時間、休日4時間くらいやっていたかな?おそらく勉強の要領はいい方だと思います。
学校の授業はしっかり受けていたようで、授業の内容はだいたい覚えている様子でした。
使っていた教材
あまり家で勉強している風ではなかった長男ですが、定期テストでは5教科合計450点以上を死守していました。
テスト前は学校の教科書やワーク以外に、以下の教材も使っていました。
通信教育
通信教育にもいろいろありますが、わが家はずっと進研ゼミ(オリジナルスタイル)のみ。
こどもちゃれんじ、小学講座、中学講座と継続しました。
小学生の時は毎日コツコツやっていましたが、中学生になってからは毎日時間が取れるわけでもなく、気が向いた時にまとめて取り組んでいました。
進研ゼミは特に定期テスト前、教科書の内容を復習するのに重宝していました。
市販の教材
塾なしで挑んだ中学校の1学期末テスト、そして2学期中間テストの答案を見て、ひとつ気付いたことがありました。
それは
ケアレスミスが多い!
ということ。
失点のほとんどがケアレスミスではなかろうか??というくらい、惜しい間違いを連発していました。
例えば、数学の計算ミス。
“-”がいつのまにか”+”になっていたり、”5⁺2=9″になっていたり。
英語なら、文末のピリオドを打ち忘れる、文頭を大文字にするのを忘れる、などの単純ミスで減点。
これは理解不足で間違っているのではなく、問題を解くことに慣れていないから初歩的なミスをするのではないかと思いました。
今使っている進研ゼミだけでは問題数が限られていて、すぐに解き終わってしまう、と長男。
そこで問題演習のため市販の教材を購入し、中1の11月ごろから少しずつ解くようにしました。
数学と英語は演習量を増やすため、ドリルを使いました。
休みの日だけでもいいからしっかり取り組み、間違ったところの解説をしっかり読んで理解するようにしていました。
理科、社会は教科書の要点がまとめてある、教科書ワーク。
中1の時点では定期テスト前に使っていましたが、教科書ワークの内容をすべて自分のものにすれば、高校受験にも十分通用します。
中1では、英語と数学を重点的に勉強
英語と数学は、1つ1つの積み重ねが大切な教科です。
いったんつまずくと、その先もどんどん分からなくなってしまいます。
ですので英語と数学については、小さなことでも分からないことをなくすことを心がけていました。
解けない問題にはヒントを出したり、一緒に考えたりして、分かるようになるまでとことん付き合う!
とにかく英語と数学だけはつまずかないように、「分からないことは先生でも友達でも親でもいいから、質問するように」と口酸っぱく伝えていました。
中1の時点では、とにかく英語と数学だけはつまづかないようにする!
逆に言えばこの2教科が得意になったことで、塾なし高校受験が可能となったといっても過言ではありません。
コメント