私の節約遍歴を振り返る、節約と私シリーズ。
前回は、学生結婚で生活が苦しいのに妊娠が判明したというお話でした。
今日はその続きです。
つわりと貧血以外はこれといった問題もなく、順調なマタニティライフを過ごしていました。
ただ、不安なのはやはりお金のことでした。
将来への不安
学生結婚ということで、最低限の収入はあるものの先行き不透明なことが一番の不安要素でした。
夫婦2人だけならなんとかなります。
でも子どもが産まれるとなると、私が働くのはさらに難しくなるし、家族が増える分お金がかかる。
節約だって、無理がきかなくなります。
子どもは1月末の出産予定。
夫は早く生活を安定させるため、その年の3月に飛び級での博士号取得、大学院卒業を目指していました。
もしうまくいけば、卒業後就職。
卒業できても就職が見つからなかった場合は、審査に受かれば研究員としてのお給料はいただける。
でも、卒業できる保証はありません。
博士課程は3年かかっても修了できないケースも多いですし、卒業するまで毎年授業料を支払わなければなりません。
子どもを育てながらそれができるのか?
出産が近づくにつれ、ますます不安が押し寄せてきました。
できることを前向きに!
そんな心配とは裏腹に、おなかの赤ちゃんはすくすくと成長していきました。
産まれてくる子どものためにも、やれることをやるしかない!
夫は着実に卒業への準備を進めていました。
研究や学会発表、博士論文の執筆など、学業のことだけでいっぱいいっぱいなくらい多忙なのに、さらに大学関係のアルバイトをし、妊婦である私のサポートもして。
節約も率先してやってくれていたし、私とおなかの赤ちゃんのため、一生懸命未来を切り拓こうとしてくれていました。
私もできることをやっていこう、と前向きに、できる節約を続けていました。
コタツをつけないとかガマン系の節約は、身体に障るのでやめました。
懸賞やポイ活に目覚めたのも妊娠中のことですし、ホームページで収入を得ることを始めたのもこの頃でした。
無事に出産!
そして出産予定日を1週間すぎたころ、元気な男の子が産まれました。
初めて抱く、ほやほやの赤ちゃん。
かわいくてかわいくて、夫も私もメロメロになりました。
毎朝長男の沐浴をしてから大学に通うのが、夫の日課。
夫が学生で時間の融通が利いたので、そのあたりは学生結婚ならではの良さなのかもしれません。
初めての育児を一緒にやってくれて、心強かったです。
夫の卒業・就職の行方
長男が産まれる前に卒業が決まる試験を受け、博士論文を提出していた夫。
ここまでこぎつけることができたので、卒業できるのはほぼ確実。ひとまず安心です。
大学の授業料の支払いがなくなるのは、家計的にかなり大きい!
そして長男が産まれて1ヶ月ほど経った頃、無事に卒業が決まり、4月からの就職先も正式に決定!
学生結婚生活を卒業し、ようやく普通の(?)家族3人での新生活がスタートしたのでした。
続きます。
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