今日は大学1、2年生の時の話からの続きです。
大学3、4年生になっても、奨学金とアルバイト代、授業料の半額免除で何とか大学に通える状態が続いていました。
大学生活の折り返し地点、将来を考えるように
奨学金で授業料を、バイト代で私の生活費を、授業料半額免除で浮いたお金で交通費や食費をまかなうという生活をしていたので、貯金することまでなかなか頭が回らずにいたのですが。
大学3年生の4月から、毎月貯金をすることにしました。
その時期はいろんなことが重なっていたような気がします。
奨学金返済の不安
大学3年生といえば大学生活も折り返し地点で、卒論のテーマを決める時期でもありました。
「卒業」が近づくということは、就職、そしていずれは結婚も…そんなことを考えていました。
その時に重く感じたのが奨学金の返済。
40歳近くまで毎月返し続けなければならず、それを背負ったまま結婚することになるかも、と思うとものすごく抵抗がありました。
結婚という人生の門出、新しい一歩を踏み出す時に、奨学金とはいえ借金を背負っているというのは、相手となる人にあまりにも申し訳ないし、少なからず家計に負担をかけてしまう。
果たして受け入れてくれるのだろうかと不安になったのです。
小さい頃から家にお金がなかったから、そんな風に卑屈に考えてしまっていたのかもしれません。
でもまだ就職先も決まっていない大学3年生の私にとって、社会に出るなり総額180万円もの借金を背負うというのはあまりにも不安で、将来が心配になりました。
アルバイト代が激減
アルバイト代が急激に減ったのもこの頃でした。
当時家庭教師をしていたのですが、受け持っていた子が無事に志望高校に入学!
嬉しいのと反面、家庭教師の時間は週3回から1回になり、家庭教師だけではやっていけなくなったのです。
今までもう少し考えてお金を使えばよかった、もっと貯めておけば良かった…。つくづくそう思いました。
できることから1歩ずつ!貯金を始める
ないものを嘆いても仕方ない!私はやっと貯金を始めました。
最初の頃は月々5,000円の貯金でした。
当時の通帳をみてみると、バイト代が16,000円、そのうち5,000円を貯金という形です。
それから数ヶ月たって週3日ほど入れるかけもちのアルバイトが見つかり、月2万円の貯金に。
大学4年生になり就職が決まった後は、さらにかけもちで週1回の家庭教師のアルバイトを始め、貯金のノルマは月3万円に。
週5日のアルバイトをしながら卒論を書くのは大変でしたが、ただひたすら頑張ってお金を貯めて奨学金を早く返したい、その一心でした。
大学時代にコツコツとためた貯金は約70万円。
貯金が増えていく楽しさを知ってしまったのが、ちょうどこの頃でした。
続きます。
次回は大学卒業後、就職して実家を出た時のお話です。
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