私の節約遍歴を振り返る、節約と私シリーズ。
前回まで、私の大学時代の話でした。
今日は大学を卒業し、社会人になってからのお話です。
就職したらお給料をいただいて、これまで以上にたくさん貯金ができる!そう思っていたのですが、それはあまりにも安易な考え。なかなかうまくはいかず。
大学時代からの月3万円の貯金を継続するだけで精一杯でした。
自宅を出るとお金がかかる!
大学卒業後は某企業に就職し、入社後すぐ数ヶ月間の研修をうけました。
研修期間はビジネスホテル暮らしだったのですが、朝食は会社もちでホテルのバイキングで食べていたのでタダ♪
ですが、昼食はもちろんのこと、夕食は外食かお弁当。飲み会もしょっちゅう。
また、スーツ、バッグ、靴、私服などを新調しなければならず、お金もかかります。
月々のお給料が羽をつけて飛んでいく…。
最初の1ヶ月は給料全てなくなるどころか、なんとマイナスに!でも、そんな大金を何に使ったのか検討がつきませんでした。
生まれて初めて家計簿をつける
お金を何に使ったのか把握するために始めたのが、家計簿。
ノートタイプの家計簿を購入し、6月から毎日つけ始めました。
1ヶ月間家計簿をつけてみて、ビックリしました。
何と言っても食費が高い!1人で月に4万円もかかっていたのです。
そして衣料費が35,000円!ホテル暮らしなので食費はある程度仕方がないし、衣料費も就職して間もないので仕方ない部分が多いのですが、家計簿をみて唖然としました。
でもとりあえず、何に使ったのかが把握できたという点で、家計簿の意義はとても大きかったです。
ひとり暮らしが始まる
無事に研修を終えた夏ごろに東京への配属が決まり、私の一人暮らしの生活が始まりました。
一人暮らしに必要な家具・家電、生活用品などの購入で、大学時代の貯金がかなり減ってしまいました。
ですが研修中とは違って夜は自宅で食べられるし、飲み会も少ない。
また、営業職だったので給料とは別に手当てがもらえます。
足すと、おそらく新入社員の平均的なお給料よりも高いお給料をいただいていたのではないかと思います。
貯金は確実に増えるハズ!そう思っていました。
思い描いていたのと違った、社会人1年目
ところが!
そう思い通りにはいかなかったのです。
営業ということは、昼食は基本的に外食です。
しかも当時は車ではなく、交通機関と徒歩で外回りをしていたので、コンビニでパンを買って食べるなんてわけにはいかず…。
お店で食べるしかなく、食費がかさみます。
それに、労働時間の長いこと!
朝7時半に家を出て、帰ってくるのは22時半ごろ。
22時前に帰宅することはまれだし、時には0時を回っていることもありました。
当時どっちの料理ショーというテレビ番組が放送されていたのですが、帰宅後テレビをつけたらそのエンディングが流れていて「久々に22時前に帰ってこれた~!」と感激したのを今でも覚えています。
1日中歩き回って、ヘトヘトの毎日。
帰宅後はシャワーを浴びる気さえ起きず、スーツ姿のまま布団に倒れこんでそのまま眠ってしまうこともありました。
こんなハードな生活では自炊はおろか、自分の時間さえ持てません。
それなのに、営業って残業代がゼロなんですよね(みなし労働で、決まった額の営業手当が出るのみ)。
これが、この仕事を辞めたいと思ったひとつの理由でもありました。
それはさておき、こんな生活を送っていたので平日の自炊は最初から諦め、昼は外食、夜はお弁当か外食かという食生活となりました。
土日は自炊をしていたのですが、週にたった2日間自炊しても節約になるどころかかえってお金がかかったりするんです。
食べきれないでムダにしてしまうこともありました。
お昼はなるべく安くすむ店を見つけたり、夜は割引のお弁当を買ったりと節約していたつもりでしたが、それでも1人分の食費は月に3万円を超えていました。
続きます。
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